性能(スペック)が高い格安スマホ(SIMフリースマホ)を比較

これまで格安スマホと言えば価格が安い代わりにスペックが低いものが多かったです。
しかし、最近では格安スマホのスペックも向上しており、大手キャリアのスマホにも負けないハイスペックな機種が多数登場しています。
今回はハイスペックな格安スマホを比較してみました。格安スマホに乗り換えてからもスペックの高いスマホを使いたい人は、ぜひ参考にしてください。
HUAWEI Mate 10 Pro
中国のスマホメーカーHUAWEIから発売されているハイスペックスマホです。
独自開発のオクタコアCPU「Kirin 970」にAI処理専用のNPUを搭載している世界初のAI内蔵スマホです。
単に処理速度が速いだけでなく、AIがユーザーのスマホの使い方を理解し、それに適したリソース配分を行うことでバッテリー消費を抑えつつ、さらに処理速度が速くなっています。
メモリも6GBと大容量なので、3Dゲームなども思う存分楽しむことができます。
HUAWEIと言えばドイツの老舗メーカーLeicaとコラボしたカメラが特徴ですが、Mate 10 Proではさらに進化しています。
f値は1.6と大きくなり、より明るい写真が撮影可能です。
さらに、AIが被写体を識別してくれる機能が追加されています。明るさや露出、コントラストなどを被写体に合わせて自動で調整してくれるので、カメラを向けてシャッターを押すだけで高画質な写真を撮影できます。
現状、SIMフリーのAndroidスマホの中ではスペックもカメラも最高クラスです。価格は80,000円前後と高価ですが、それに見合ったスペックのスマホと言えます。
1.1.HUAWEI Mate 10 Proのスペック
HUAWEI Mate 10 Proのスペックは以下の通りです。
サイズ | 約幅74.5×縦154.2×厚さ7.9mm |
重さ | 約178g |
ディスプレイ | 約6.0インチ(2,160×1,080) |
OS | Android 8.0 |
CPU | HUAWEI Kirin 970 オクタコアCPU (4 x 2.36 GHz A73 + 4 x 1.8 GHz A53) |
メモリ | RAM:6GB / ROM:128GB |
カメラ | アウト:1200万画素+2000万画素 イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
防水・防塵 | 防水:IPX7 防塵:IP6X |
HUAWEI Mate 10 Proを取り扱っているMVNOと販売価格
HUAWEI Mate 10 Proを取り扱っているMVNOと販売価格は以下の通りです。
・DMMモバイル:89,800円
・IIJmio:79,800円
・LinksMate:88,000円
・NifMo:82,223円
・OCNモバイルONE:79,800円
・イオンモバイル:89,800円
・エキサイトモバイル:79,800円
・楽天モバイル:89,800円
ZenFone 4 Pro
台湾のスマホメーカーASUSから発売されているハイスペックスマホです。
Qualcomm社の最新SoC「Snapdragon 835」と6GBの大容量メモリを搭載しており、Androidスマホの中でも屈指のスペックを誇ります。SNSやブラウジングなどの普段使いはもちろん、動作の重たい3Dゲームもサクサク動作します。
ZenFone 4 Proはカメラの性能もトップクラスです。
アウトカメラは1200万画素+1600万画素のデュアルレンズカメラで、F値1.7のメインカメラと最大10倍ズームが可能なセカンドカメラを切り替えながら撮影ができます。光学式・電子式の2つの手ブレ補正を搭載しており、手ブレにも強いです。
その他にも高精度な指紋センサーや急速充電対応の大容量バッテリーを搭載し、DSDSにも対応するなど使い勝手も良いです。
スペックが高い分、価格も90,000円前後とかなり高価でした。しかし、2018年3月9日に20,000円値下げされ、60,000円台後半から購入可能になりました。
SIMフリースマホの中でもトップクラスの性能を誇るハイスペックスマホをできるだけ安く利用したいという人におすすめです。
2.1.ZenFone 4 Proのスペック
ZenFone 4 Proのスペックは以下の通りです。
サイズ | 約幅75.6×縦156.9×厚さ7.6mm |
重さ | 約175g |
ディスプレイ | 約5.5インチ(1,920×1,080) |
OS | Android 7.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 835 (オクタコアCPU) |
メモリ | RAM:6GB / ROM:128GB |
カメラ | アウト:1200万画素+1600万画素 イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
防水・防塵 | なし |
ZenFone 4 Proを取り扱っているMVNOと販売価格
ZenFone 4 Proを取り扱っているMVNOと販売価格は以下の通りです。
・BIGLOBEモバイル:3,750円×24ヶ月(一括不可)
・IIJmio:64,800円
・LinksMate:86,000円
・NifMo:66,667円
・エキサイトモバイル:69,800円
honor 9
こちらもHUAWEIから発売されているハイスペックスマホです。honor 9はハイスペックスマホながら価格が安く、コスパに優れているのが最大の特徴です。
CPUは同社のハイスペックスマホ「HUAWEI P10」や「HUAWEI P10 Plus」と同じ「Kirin 960」を搭載しています。Mate 10 ProのKirin 970にはやや劣りますが、高速のオクタコアCPUであり、処理速度は速いです。
メモリ4GB、ストレージ64GBもMate 10 ProやZenFone 4 Proと比べると少ないですが、よほどヘビーに使わないのであれば問題ないでしょう。
背面には1200万画素+2000万画素のダブルレンズカメラを搭載しています。Leicaコラボではありませんが、背景をぼかす「ワイドアパーチャ」やポートレートモードなど、機能面では上位機種と差はありません。
これだけのスペックながら、30,000円台後半~40,000円台前半という手ごろな価格で購入できます。ハイスペックスマホを使ってみたいけど、Mate 10 ProやZenFone 4 Proは高くて手が出ない、という人におすすめです。
3.1.honor 9のスペック
honor 9のスペックは以下の通りです。
サイズ | 約幅70.9×縦147.3×厚さ7.45mm |
重さ | 約155g |
ディスプレイ | 約5.15インチ(1,920×1,080) |
OS | Android 7.0 |
CPU | HUAWEI Kirin 960 オクタコアCPU (4 x 2.4 GHz A73 + 4 x 1.8 GHz A53) |
メモリ | RAM:4GB / ROM:64GB |
カメラ | アウト:1200万画素+2000万画素 イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 3,200mAh |
防水・防塵 | × |
honor 9を取り扱っているMVNOと販売価格
honor 9を取り扱っているMVNOと販売価格は以下の通りです。
・IIJmio:39,800円
・OCNモバイルONE:30,600円(音声通話SIMとのセットのみ)
・イオンモバイル:53,800円
・楽天モバイル:53,800円
ONKYO GRANBEAT
日本の音響メーカーであるONKYOのハイスペックスマホです。
音響メーカーが使っているということもあり、とにかく「音」にこだわりぬいた個性的なスマホに仕上がっています。
スマートフォン用の基板とは別にオーディオ専用の基板を搭載しているのが最大の特徴です。ノイズが混入しにくい設計になっており、クリアな音を楽しめます。
音源はもちろんハイレゾに対応しています。また、Qualcomm社の音声コーデック「aptx HD」にも対応しているので、Bluetoothのイヤホンやヘッドホンでも、高品質な音楽を楽しめます。
ボタン配置も音楽再生に特化しています。一般的なスマホでは電源、音量アップ、音量ダウンの3ボタンしかありませんが、GRANBEATには再生・一時停止、早送り、巻き戻しの物理ボタンも配置されています。
さらに、ボリュームはボタンではなくノブを回して調整するようになっており、音量操作がしやすいです。
CPUやメモリは他のハイスペックスマホに劣りますが、オーディオ機能では他のスマホを圧倒しています。何よりも音にこだわりたい、という人におすすめです。
4.1.ONKYO GRANBEATのスペック
ONKYO GRANBEATのスペックは以下の通りです。
サイズ | 約幅72×縦142.3×厚さ11.9mm |
重さ | 約234g |
ディスプレイ | 約5.0インチ(1,920×1,080) |
OS | Android 6.0 |
CPU | Qualcomm MSM8956,ヘキサコア (Dual Core 1.8G+Quad Core 1.4G) |
メモリ | RAM:3GB / ROM:128GB |
カメラ | アウト:1600万画素 イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
防水・防塵 | なし |
ONKYO GRANBEATを取り扱っているMVNOと販売価格
ONKYO GRANBEATを取り扱っているMVNOと販売価格は以下の通りです。
・IIJmio:54,800円
・エキサイトモバイル:55,370円
・楽天モバイル:61,800円
iPhone X
日本で絶大な人気を誇る「iPhone」シリーズの最新モデルです。格安スマホというイメージはないかもしれませんが、SIMフリースマホを購入すれば格安SIMで使うこともできます。
iPhone XはこれまでのiPhoneから大きく変化を遂げました。もっとも異なるのはデザインで、iPhoneの象徴であるホームボタンがなくなり、前面のほとんどがディスプレイになりました。それにより、コンパクトなサイズながら5.8インチという大画面を実現しています。
CPUには最新のチップセット「A11 Bionic」が搭載されています。前モデルのA10 Fusionより効率コアは最大70%、性能コアは25%も速くなり、3DゲームやARアプリなど、高負荷なアプリもサクサク動作します。
iPhoneシリーズの代名詞でもあるカメラはさらに進化しています。アウトカメラは1200万画素+1200万画素のデュアルレンズカメラで、ポートレートモードや4K撮影、スローモーション動画などに対応しています。
このほかにもワイヤレス充電やTrueTone、顔認証など、これまでのiPhoneにはなかった新しい機能も多数搭載しています。
5.1.iPhone Xのスペック
iPhone Xのスペックは以下の通りです。
サイズ | 約幅70.9×縦143.6×厚さ7.7mm |
重さ | 約174g |
ディスプレイ | 約5.8インチ(2,436×1,125) |
OS | iOS 11 |
CPU | A11 Bionicチップ |
メモリ | ROM:64GB / 256GB |
カメラ | アウト:1200万画素+1200万画素 イン:700万画素 |
防水・防塵 | 防水:IPX7 防塵:IP6X |
iPhone Xを取り扱っているMVNOと販売価格
2018年4月現在、iPhone Xを取り扱っているMVNOはありません。iPhone Xを利用する場合はApple StoreもしくはアップルオンラインストアからSIMフリー版を購入しましょう。
64GB版は112,800円、256GB版は129,800円で購入できます。
まとめ
今回はハイスペックな格安スマホを比較してみました。格安スマホとはいいながら、もはや大手キャリアのスマホには負けないハイスペックなスマホも多数あります。
格安SIMに乗り換えてからも高性能なスマホを使いたい、という人は今回紹介したハイスペックなスマホを使ってみてはいかがでしょうか。