IIJmioのコミコミセットって何?どれくらお得なの?

IIJmioのコミコミセットは端末、音声通話SIM、かけ放題がセットになったお得なプランです。
最近では格安SIMでも端末とかけ放題をセットにしたプランが流行っており、IIJmioもその流れに乗った形です。
端末、SIMカード、オプションを別々に購入するよりも安くなるので、格安SIMへの乗り換えと同時に端末も購入したいと考えている人におすすめです。
今回はコミコミセットの特徴や注意点などを詳しく解説します。
このページの目次
IIJmioのコミコミセットとは?
IIJmioのコミコミセットは、
・端末
・音声通話SIM(3GB)
・3分かけ放題
がセットになって月々1,880円から使えるお得なプランです。
それぞれを別々に契約するよりも安くなるように料金が設定されており、格安SIMへの乗り換えを気に端末も新しくしたい、といった場合にお得になります。
IIJmioのコミコミセットは通常のプラン同様に容量を変更することも可能です。また、3分かけ放題から10分かけ放題への変更もできます。
最低利用期間は通常の音声通話SIMと同じく1ヶ月で、契約期間に応じて以下のように違約金が発生します。
・違約金 = (12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜)
大手キャリアのサブブランドの同様のプランでは2年間の契約縛りがありますが、IIJmioのコミコミセットは最低利用期間が実質1年だけですし、自動更新もされません。
コミコミセットの対象端末
コミコミセットの対象となっている端末は以下の9機種です。
・ZenFone Live
・ZenFone 4 Selfie
・ZenFone 4 カスタマイズ
・NuAns NEO [Reloaded]
以前はエントリーモデルのスマホを中心とした4種類しかありませんでした。
現在は高コスパモデルやミドルハイクラスのモデルが追加されて9種類となり、幅広い人が利用しやすくなっています。
コミコミセットの料金プラン
コミコミセットの料金プランは以下の通りです。
端末名 | 利用開始月 | 1~12ヶ月目 | 13~23ヶ月目 | 24ヶ月目 |
VAIO Phone A | 2,925円 | 1,880円 | 2,880円 | 2,155円 |
ZenFone Live | 2,950円 | 2,130円 | ||
nova lite 2 | 3,150円 | 1,930円 | ||
arrows M04 | 3,580円 | 2,480円 | 3,480円 | 2,100円 |
AQUOS sense lite | 3,480円 | 2,200円 | ||
ZenFone 4 Selfie | 3,480円 | |||
ZenFone 4 カスタマイズ | 3,980円 | 2,980円 | 3,980円 | 2,200円 |
honor 9 | ||||
NuAns NEO [Reloaded] |
※1利用開始月は満額請求の場合。実際は日割りされる。
※2 25ヶ月目以降はすべての端末で2,200円
この表は3GBのミニマムスタートプランと3分かけ放題のまま契約した場合です。
プランをライトスタートプランに変更の場合は+620円/月、ファミリーシェアプランに変更の場合は+1,660円/月です。
また、3分かけ放題を10分かけ放題に変更する場合は+230円/月です。
コミコミセットはどれくらいお得なのか?
端末、音声通話SIM、かけ放題がセットでお得になるコミコミセットですが、すべてを別々で契約するのと比べて、どれくらいお得なのでしょうか?
そこで、HUAWEI nova lite 2をIIJmioで購入して2年間利用することを想定し、
・通常通り、ミニマムスタートプランと「誰とでも3分&家族と10分オプション」を契約
・コミコミセットでnova lite 2を契約
の2つのパターンで、2年間の合計額にどれだけ差があるのかを計算しました。
まずはミニマムスタートプラン、誰とでも3分&家族と10分オプション、そしてHUAWEI nova lite 2を通常通り契約した場合です。
初期費用 | 3,394円 |
月額料金 | 1,600円/月 |
誰とでも3分&家族と10分オプション | 600円/月 |
端末代 | 950円/月 |
月額料金合計 | 38,400円 |
オプション代合計 | 14,400円 |
端末代合計 | 22,800円 |
2年間合計 | 78,994円 |
この場合の2年間の合計額は78,994円となりました。
次に、コミコミセットでHUAWEI nova lite 2を契約した場合です。
初期費用 | 3,394円 |
月額料金(初月) | 3,150円/月 |
月額料金(1~12ヶ月) | 1,880円/月 |
月額料金(13~23ヶ月目) | 2,880円/月 |
月額料金(24ヶ月目) | 1,930円/月 |
月額料金合計(1年目) | 25,710円 |
月額料金合計(2年目) | 33,610円 |
2年間合計 | 62,714円 |
2年間の合計額は62,714円となり、通常通り契約するよりも16,280円も安くなりました。
中身は全く同じで、これだけ安くなるなんてかなりお得です。
コミコミセットでおすすめの端末
コミコミセットで利用できる端末は9種類ありますが、その中でもとくにおすすめの端末を紹介します。
HUAWEI nova lite 2
HUAWEI nova lite 2は中国のスマホメーカーHUAWEIが2018年2月に発売したばかり最新モデルです。
20,000円台前半ながら、
・高速のオクタコアCPU
・アスペクト比18:9の大画面
・デュアルレンズカメラ
などを搭載した高コスパモデルです。普段使いはもちろん、3Dゲームなどもある程度こなすことができるので、幅広い人におすすめできます。
HUAWEI nova lite 2のスペックは以下の通りです。
OS | Android 8.0 |
画面サイズ | 約5.65インチ(1080×2160) |
CPU | Kirin 659 オクタコアCPU (4×2.36GHz+4×1.7GHz) |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
カメラ | アウト:1,300万画素+200万画素 イン:800万画 |
通信機能 | Wi-Fi:IEEE802.11 b/g/n Bluetooth:4.2 |
バッテリー | 3000mAh |
AQUOS sense lite
AQUOS sense liteはシャープが開発しているSIMフリースマホです。
防水・防塵とおサイフケータイに対応している数少ないSIMフリースマホです。性能はミドルスペッククラスですが、SNSや動画視聴など普段使いであれば全く問題ありません。
AQUOS sense liteのスペックは以下の通りです。
OS | Android 7.1 |
画面サイズ | 約5.0インチ(1080×1920) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 430(MSM8937) 1.4GHz(クアッドコア)+1.1GHz(クアッドコア) |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
カメラ | アウト:1,310万画素 イン:500万画 |
通信機能 | Wi-Fi:IEEE802.11 b/g/n(2.4GHzのみ) Bluetooth:4.2 |
バッテリー | 2700mAh |
ZenFone 4 カスタマイズモデル
台湾のメーカーASUSから発売されているSIMフリースマホです。
同社の人気モデル「ZenFone 4」がベースとなっており、スペックを少しだけ落としていますが、代わりに価格も安くなっています。
CPUとメモリ以外、本体サイズや高性能なデュアルレンズカメラを搭載している点などはZenFone 4と全く同じです。手ごろな価格でZenFone 4を使ってみたい人におすすめです。
ZenFone 4のスペックは以下の通りです。
OS | Android 7.1.1 |
画面サイズ | 約5.5インチ(1080×1920) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630 オクタコア |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
カメラ | アウト:1,200万画素+800万画素 イン:800万画 |
通信機能 | Wi-Fi:IEEE802.11 b/g/n/ac Bluetooth:5.0 |
バッテリー | 3300mAh |
コミコミセットの注意点
お得なコミコミセットですが、いくつか注意点があります。
24ヶ月以内に解約すると端末代の残債を一括払いする必要がある
IIJmioの音声通話SIMは1年以内に解約すると契約期間に応じた違約金が発生しますが、それ以降はいつ解約しても違約金が発生しません。
ただし、端末代は24ヶ月に渡って支払うので、24ヶ月以内に解約すると端末代の残債を一括で支払わないといけなくなります。
最後まで分割で支払いたい場合は最低でも24ヶ月は利用するようにしましょう。
なお、コミコミセットでは利用開始後に端末代を一括で支払うことも可能です。その場合は24ヶ月以内に解約しても残債は発生しません。
契約事務手数料が無料になるパッケージは利用できない
IIJmioを契約する際は契約事務手数料3,000円が発生しますが、家電量販店やネット通販で購入できる「パッケージ」を利用すれば、契約事務手数料が無料になります。
ただし、コミコミセットは専用の申し込みページから申し込まないといけないため、パッケージが利用できません。
そのため、契約事務手数料3,000円が必ずかかります。
購入できる端末が限られている
IIJmioは端末セットの種類が非常に豊富で、2018年2月現在では35種類もの端末セットを取り扱っています。
しかし、コミコミセットの対象となるのはそのうち9種類だけです。エントリーモデルからミドルスペックスマホまでバランスよく用意されてはいますが、通常の端末セットよりは限られてしまいます。
とくにHUAWEI mate 10 ProやZenFone 4 Proといったハイスペックスマホが用意されていないのは、ヘビーユーザーにとっては残念ですね。
コミコミセット開始当初は4種類で、それから機種が増えて9種類となった経緯があるので、今後も対象端末をどんどん増やしてほしいですね。
IIJmioのコミコミセットの評価まとめ
今回はIIJmioのコミコミセットを解説しました。コミコミセットは端末、音声通話SIM、3分かけ放題がセットになったお得なプランです。
別々で契約するよりも料金が安く、2年縛りなどもありません。
対象端末の種類は多くありませんが、人気の機種や最新モデルも含まれているので、よほどヘビーユーザーでなければ問題ありません。
これからIIJmioを契約し、端末も新しくしたいと思っている人はコミコミセットを利用するのがおすすめです。