楽天モバイルのスーパーホーダイとは何?料金とメリット・デメリットも解説

スーパーホーダイは楽天モバイルが2017年9月から開始した新しいプランです。
音声通話SIMと5分かけ放題がセットになっており、さらにデータ通信量を使い切っても最大1Mbpsの速度で使い放題という特徴があります。
大手キャリアのサブブランドのかけ放題プランに似ていますが2年縛りがなく最低利用期間も1年と比較的短いため、使いやすいです。
今回は楽天モバイルのスーパーホーダイの特徴や料金、注意点について詳しく解説します。
このページの目次
楽天モバイルのスーパーホーダイとは?
スーパーホーダイは楽天モバイルの料金プランの1つです。
音声通話SIMと5分かけ放題がセットになった、いわゆるかけ放題プランです。
このようなプランは大手キャリアのサブブランドであるY!mobileとUQモバイルでも用意されており、スーパーホーダイはサブブランドを強く意識したプランであると言えます。
スーパーホーダイには以下のような特徴があります。
・データ通信量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題になる
・5分かけ放題が標準で付属している
・最低利用期間は1年と、かけ放題プランの中では短い
データ通信量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題になる
スーパーホーダイ最大の特徴が「データ通信量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題」な点です。
一般的な格安SIMではデータ通信量を使い切ると速度制限がかかり、最大通信速度が200kbps~300kbpsほどに制限されます。この通信速度だと、ブラウジングやSNSがやっとですね。
楽天モバイルのスーパーホーダイでも、データ通信量を使い切ると速度制限がかかる点は同じです。
しかし、その際の最大通信速度が1Mbpsと、他社よりも圧倒的に速いです。1MbpsであればLINEやブラウジング、ゲームなども問題なく利用できますし、標準画質であればYouTubeなどの動画再生も利用できます。
しかも楽天モバイルはすべてのプランで直近3日間の速度制限を実施していないので、短期間にどれだけデータ通信を行っても制限されません。
スーパーホーダイは大容量のデータ通信を思う存分使いたいという人に向いています。
5分かけ放題が標準で付属している
スーパーホーダイは音声通話SIMに標準で「楽天でんわ 5分かけ放題オプション」が付属しています。
1回5分までの通話なら何度でも無料になるというお得な通話オプションで、5分経過後も通常の半額である10円/30秒で通話ができます。
5分かけ放題は本来なら月額850円のオプション料がかかりますが、スーパーホーダイの場合は無料で使えます。
楽天モバイルの組み合わせプランで最も安いベーシックプラン(200kbpsの低速通信が使い放題)に5分かけ放題を付けると2,100円になります。
それを考慮すると、2GBのデータ通信と5分かけ放題が使えて1,980円のスーパーホーダイ プランSはかなりお得ですね。
最低利用期間は1年と短い
スーパーホーダイと内容が近いY!mobileのスマホプランと、UQモバイルのぴったりプラン/おしゃべりプランは2年間の契約期間の縛りがあります。
契約期間が2年と長いだけでなく、解約しないと自動で更新されてしまいます。大手キャリアのサブブランドなのでしょうがないのかもしれませんが、大手キャリアの2年縛りと全く同じですね。
それに対して、スーパーホーダイは1年間の最低利用期間があるだけです。1年間というのは一般的な格安SIMの音声通話SIMと同じですね。しかも1年経過すればいつ解約しても違約金は発生しません。
これなら、大手キャリアの2年縛りは嫌だ、という人でも利用しやすいですね。
スーパーホーダイの料金プラン
スーパーホーダイの料金プランは以下の通りです。
プラン名 | データ通信量 | 月額料金 | ||
1年目 | 1年目(ダイヤモンド会員) | 2年目以降 | ||
プランS | 2GB | 1,980円 | 1,480円 | 2,980円 |
プランM | 6GB | 2,980円 | 2,480円 | 3,980円 |
プランL | 14GB | 4,980円 | 4,480円 | 5,980円 |
プラン名、データ通信量、1年目の月額料金などを見ると、サブブランドであるY!mobileやUQモバイルとほぼ同じですね。
このことからも、スーパーホーダイはサブブランドを強く意識したプランであることが分かります。
しかし、スーパーホーダイはY!mobileやUQモバイルと違い、データ通信量が2年目から半分にならず、ずっと同じです。さらにデータ通信量を使い切っても1Mbpsの速度で使い放題です。
つまり、実質データ通信量使い放題と5分かけ放題がセットで1,980円から利用できるわけですから、かなりお得と言えます。
ダイヤモンド会員は1年間さらに500円割引!
楽天会員はポイントの獲得数と回数によってランク付けされます。ランクはレギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5種類です。
このうちダイヤモンド会員の状態でスーパーホーダイを契約すると、契約当月から12か月の間、月額料金が500円割引されます。
Y!mobileとUQモバイルでも家族割引で2回線目が500円割引されますが、1回線だけで500円割引されるサービスはありません。
ダイヤモンド会員の条件は「過去6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有」とかなり厳しいですが、もしダイヤモンド会員であるならスーパーホーダイはかなりおすすめです。
楽天モバイル利用で獲得できるポイントもランク維持のポイントの対象になる点もうれしいですね。
長期優待ボーナスでさらにお得に
そのままでも非常にお得なスーパーホーダイですが、「長期優待ボーナス」を利用することでさらにお得になります。
長期優待ボーナスは、スーパーホーダイの最低利用期間が延びる代わりに最大20,000円のキャッシュバックがもらえるというものです。
最低利用期間 | キャッシュバック額 | 契約解除料 |
3年 | 20,000円 | 1年目:29,800円 2年目:19,800円 3年目:9,800円 |
2年 | 10,000円 | 1年目:19.800円 2年目:9,800円 |
20,000円のキャッシュバックがもらえれば、プランSなら実質9ヶ月無料で利用できるのと同じです。これはかなりお得です。
最低利用期間が延びてしまいますし、違約金の金額も増えてしまうというデメリットはありますが、ずっと楽天モバイルを利用するのであれば長期優待ボーナスを使うのがおすすめです。
スーパーホーダイを利用した際の料金シミュレーション
スーパーホーダイを利用すると、実際にはどれくらいの料金がかかるのでしょうか?ここではスーパーホーダイのプランSを2年間契約すると想定した場合の料金をシミュレーションしてみました。
初期費用 | 3,394円 |
月額料金(1年目) | 1,980円 |
月額料金(2年目以降) | 2,980円 |
月額料金合計(1年目) | 23,760円 |
月額料金合計(2年目) | 35,760円 |
2年間合計 | 62,914円 |
なお、長期優待ボーナスの3年を利用した場合は以下の通りです。
初期費用 | 3,394円 |
月額料金(1年目) | 1,980円 |
月額料金(2年目以降) | 2,980円 |
月額料金合計(1年目) | 23,760円 |
月額料金合計(2年目) | 35,760円 |
長期優待ボーナス | 20,000円キャッシュバック |
2年間合計(実質) | 42,914円 |
長期優待ボーナスを利用すると最低利用期間が延びてしまいますが、実質20,000円もお得になります。楽天モバイルをずっと使うつもりなら、ぜひ活用したいですね。
スーパーホーダイの注意点
とてもお得なスーパーホーダイですが、いくつか注意点もあります。
低速通信中は12:00~13:00および18:00~19:00の間は速度が遅くなる
スーパーホーダイは低速通信中でも最大1Mbpsで使い放題なのが特徴の1つです。
しかし、12:00~13:00および18:00~19:00の間だけは最大通信速度が300kbpsになってしまいます。
この時間帯は学生やサラリーマンのお昼時間、および帰宅ラッシュの時間なので、回線が非常に混雑します。そのため、スーパーホーダイでも最大通信速度が制限されてしまいます。
最大300kbpsでもSNSやLINEくらいであれば問題ないでしょうが、動画の視聴は難しくなります。お昼や夕方によくスマホを使うという人は気を付けましょう。
通話料がお得になるのは楽天でんわアプリを経由した場合のみ
スーパーホーダイは標準で「楽天でんわ 5分かけ放題」が利用できますが、5分かけ放題が適用されるのは「楽天でんわアプリ」を経由して電話をかける場合です。
スマホに標準で搭載されている電話アプリや他社の通話アプリを利用すると5分かけ放題が適用されず、通常通り20円/30秒の通話料がかかるので気を付けましょう。
最低利用期間を過ぎるまでは組み合わせプランへのプラン変更ができない
スーパーホーダイはプラン変更に対応しています。スーパーホーダイ内で容量変更することはもちろん、楽天モバイルの組み合わせプランへの変更も可能です。
ただし、最低利用期間が過ぎるまではスーパーホーダイから組み合わせプランへ変更することはできません。
長期優待ボーナスを利用した場合は2年、もしくは3年間組み合わせプランへの変更ができないので気を付けましょう。
初月の料金が日割りされない
格安SIMによっては初月の料金が無料なことがありますが、スーパーホーダイは初月の料金が無料になりません。
しかも日割りも行われないため、いつ契約しても1ヶ月分の料金がかかります。
そのため、スーパーホーダイを利用する場合はなるべく月初めに契約するのがおすすめです。
例えばもし24日に契約すると、その月は1週間ほどしか使わないのに1ヶ月分の料金がかかってしまうので、非常にもったいないです。
逆に1日~4日くらいで契約すれば、ほぼ1ヶ月使ったことになるので、1ヶ月分の月額料金を支払っても納得できます。
スーパーホーダイを利用する際は、なるべく月の早い段階で契約するようにしましょう。
まとめ
今回は楽天モバイルのスーパーホーダイについて解説しました。
スーパーホーダイは音声通話SIMと5分かけ放題がセットになり、さらにデータ通信量を使い切っても最大1Mbpsの速度で使い放題というお得なプランです。
最低利用期間が延びてしまいますが、長期優待ボーナスを利用すればキャッシュバックがもらえるのでさらにお得になります。
楽天のサービスを普段から使っている人で、短い電話を何度も利用するという人や、大容量のデータ通信量を利用するという人にはスーパーホーダイがおすすめです。