MVNOとは?料金が安い理由とデメリットって?

格安スマホの購入を考えてサービスの公式サイトを見ていると、MVNOという言葉を目にする機会が多いのではないでしょうか。

今回は、MVNOについて解説していきます。

MVNOとは?

MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略称で、分かりやすく説明すると格安スマホを取り扱っているブランド名ですね。

日本語で直訳すると「仮想移動体通信事業者」となり、次のように大手キャリアとは異なります。

docomoやauなどの大手キャリア⇒自社で無線ネットワークを保持している会社
格安スマホを取り扱うMVNO⇒大手通信キャリアの回線を借りてサービスをお客様に提供している

「自社で回線を持っているのか?」「他社に回線を借りているのか?」といった点が大きな違いです。

MVNOは特定の社名を指すのではなく回線の一部を借りてスマホや携帯電話を提供している全てのサービスを指し、代表的な会社と大まかな特徴を挙げてみました。

mineo(マイネオ):ドコモ回線とau回線の2種類から自由に選択できる
IIJmio(みおふぉん):回線の品質に強い拘りを持っている
b-mobile(ビーモバイル):大容量の高速通信の定額プランが用意されている
楽天モバイル:大手の楽天から提供されているという安心感がある
DMM mobile:一番安い料金プランは475円と業界最安値を誇る

楽天やDMMなど、誰もが一度は聞いたことのある会社もMVNOへと参入していますよ。

MVNOのメリットは?料金が安い理由は?

格安スマホや格安SIMに代表されるのがMVNOで、大手キャリアとは違ったメリットについて見ていきましょう。

MVNOのメリット
  • 格安の料金プランが提供されているため、毎月発生するスマホ代を節約できる
  • データ通信はWi-Fi環境がメインの方の場合、1,000円以下の料金プランでもまかなえる
  • 大手キャリアの2年縛りに翻弄されることなく、原則的に好きなタイミングで解約できる
  • わざわざ実店舗へと足を運ぶ必要はなく、オンライン上で手続きができる
  • docomoやauと契約している状態とほぼ変わらない回線品質となっている(サービスによって通信の品質に違いあり)

これらのメリットの中でも、料金の安さに惹かれてMVNOから提供されている格安スマホと契約している方は少なくありません。

MMD研究所で実施した調査によると、スマホの1ヵ月の平均利用額は大手キャリアとMVNOでこんなにも違いがあります。

大手キャリア⇒平均7,876円
MVNO⇒平均2,957円

MVNOはほんの数年前まではマイナーな存在だったものの、「毎月の料金が安い」「通信費を節約できる」「解約時に違約金が請求されない」といった利点を持つことで話題となり、少しずつ私たちの生活に普及していきました。

なぜMVNOと契約すれば毎月のスマホ代を抑えられるのか、料金が安い理由をチェックしておきましょう。

MVNOの料金が安い理由
  • 通信するための回線を自社で持つのではなく大手キャリアから一時的にレンタルしている
  • アンテナを建てたり基地局を整備したりといったメンテナンスが不要
  • 原則的にインターネット上でのサービスの提供で実店舗を持たず、人件費などのコストを削減できる

自社で回線を保有して日本各地に基地局を建てるには、莫大な費用を負担しなければなりません。

しかし、MVNOではそのコストを負担する必要がなく、docomoやauへとレンタル料を支払うだけで良いので安い料金で私たちに通信サービスを提供できるというメカニズムですね。

また、2015年からSIMフリー化が義務付けられたことで、スマホの端末と契約する通信キャリアを切り離すことができるようになりました。

簡単に説明すれば今まで使っていたiPhoneを別のMVNOのSIMカードへと差し替えて使うことができるようになり、格安スマホは今後も大きな盛り上がりを見せるのではないでしょうか。

MVNOと契約する上でのデメリットは?

MVNOで用意されているスマホの料金プランによっては、1ヵ月当たり1,000円以下に抑えることができます。

「今まで毎月1万円以上も支払っていたのが馬鹿らしい!」と感じる人も多いですよ。

しかし、MVNOと契約するに当たって次のデメリットがありますので十分に注意しなければなりません。

MVNOのデメリット
  • 全ての端末でMVNOのSIMカードが使えるわけではない(docomoのiPhone6は使えてもSoftbankのiPhone6は使えないケースもある)
  • 大手キャリアから借りている回線の帯域の量が少なく、サービスによってはランチタイムなど混雑時に満足のいくスピードが出ない
  • 「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」など、携帯電話会社のキャリアメールを使えなくなる
  • 安いのはデータ通信だけで、通話が多い人は料金の安さのメリットを受けられない(データSIMで通話は不可能)
  • 基本的にはオンライン上での手続きとなり、実店舗でスタッフさんから直接サポートを受けることができない

個人のスマホの使い方によってどちらが適しているのか変わりますので、大手キャリアのままが良いのかMVNOの格安スマホと契約すべきなのかじっくりと考えることが大切ですね。